「恭弥くん、恭弥くん」
「なに」
「あたし、また一歩恭弥くんに近づいたんだよ」
「なにそれ」
「今日は、あたしの誕生日」
「知ってる。それが、僕に近付くなんの理由になるの」
「わぁ、知ってたの?嬉しいなぁ」
「プレゼントはないよ」
「いいよ。恭弥くんがいてくれるだけで」
「生憎だけど、僕はこれから風紀委員の仕事があるから」
「そうなの?残念だなぁ」

「なぁに?」
「僕に近付きたいなら、明日からの休み時間は応接間においで」
「いいの?」
「何度も言わせないでくれる」
「ふふ、ありがとう。恭弥くん」
(最高のプレゼントだよ)あたしは恭弥くんの腕の中で小さく呟いた。












「恭弥くん、」
「ワォ、今日は早いね」
「うん。あのね、言いたいことが、あって」
「なに」
「ふふ、でも、こんなこと言うのは、恥ずかしいな」
「ねぇ、きみ、僕が待つの嫌いだって知ってるよね」
「ごめんなさい。でも、恥ずかしいの」
「ふうん。じゃあ、僕が言ってあげるよ」
「なぁに?」
「僕はがすき。あいしてる」
「もう、恭弥くんは、ずるいなぁ」
、返事」
「そんなの、決まってるのに」
「だめだよ。言って」
「あたしも、恭弥くんがすき。あいしてる」
「知ってるけどね」
「いじわるなんだから、」
(今日は誕生日じゃないのに、しあわせ)
降ってきたキスに瞳を閉じれば、ふんわりと風が薫った。



(080923//雲雀//マイダーリンお誕生日おめでとう。遅れてすいませんでした…!)